ご相談窓口Consultation
お葬式の事Funeral
臨終を迎えたその時から、ご遺族には様々な決断の連続が待っています。
先ずは大まかな流れを把握しておきましょう。
お葬式の流れ
臨終
近親者・親族・友人知人等への連絡をする。死亡診断書(死体検案書)は病院で受け取りコピーをとっておく。
◎ポイント
先ずは仙行寺に連絡(受付時間9:00〜18:00)
TEL. 03-5928-3213
遺体搬送
遺体の安置場所を決めて搬送する。葬儀社の決定もこの時だが、病院から遺体の搬送を担当した葬儀社に何となく流れで全て任せてしまうのは絶対NG。事前にお寺と相談の上葬儀社を決めておきましょう。
◎ポイント
退院の際立て替えた領収書は、相続の際に「本来故人が支払うべき金額」として差し引ける為無くさないようにする。
お葬式の準備
家族葬か一般葬等の形式や規模、また喪主等を決める。身内の人生の終焉をどう受け止めどう見送るか。故人の人生の尊厳を守りましょう。
◎ポイント
大切なのは、故人の遺志と遺族の気持ち。葬儀の諸費用は相続税の控除対象になるので領収書は保管する事。
お葬式の形式
◇ 家族葬
遺族・近親者のみの少人数で行う葬儀。基本的には訃報連絡を公示しない。会葬者の選別に注意が必要。
◇ 一般葬
通常の通夜・葬儀の事。訃報の連絡をし、故人に関係する近隣、会社、友人に会葬していただく。
◇ 社葬
会社が施主として行うもの。準備や広報に時間を要する為、大抵は密葬を先に行い後日改めて行う事が多い。
◎ポイント
後日「本葬」をすることを前提に営む葬儀(家族葬や直葬)を「密葬」といい、密葬時に宗教的対応済みならば、本葬は「お別れ会」や「偲ぶ会」とする事もある。
お葬式のスケジュール
◇ 通常葬
通夜・葬儀・告別式を2日間かけて行う形式。
1日目
通夜
2日目
葬儀・告別式
火葬
◇ 1日葬
葬儀・告別式を1日で行う形式。
葬儀・告別式
火葬
◇ 直葬(火葬式)
納棺後すぐに火葬のみを行い、読経は炉前となる形式。
火葬式(火葬)
◎事前にお寺と相談し、ある程度まで決めておくことがご家族の安心となります。
お墓の事Grave
お墓とは?
遺骨の埋葬は、「墓地、埋葬などに関する法律」により、必ず行政の許可を受けている「墓地」で行わなければなりません。墓地には、寺院墓地・公営墓地・民営墓地等があり、またお墓にも、納骨堂・樹木葬・合祀墓等の選択肢が広がっています。
最近では、火葬後のお骨を骨とわからないくらいの顆粒に粉砕し自然に還す散骨や、遺骨の一部を手元に残し供養する手元供養なども登場し、故人を弔う形は多様化しています。故人が望んでいた納骨の形や、ご遺族の将来を鑑みた上でお墓の形を選びましょう。
知っておきたいポイント
◎ポイント1
よく「お墓を買う」と言いますが、実際に購入するのは墓地内のある区画を使用する「永代使用権」(管理費の継続支払いが前提)という権利となり、墓所の土地自体を購入する訳ではないので注意が必要です。
◎ポイント2
遺骨の取り扱いについては「墓地、埋葬等に関する法律」で定められており、遺骨は自由に埋葬したり処分したりできません。その為、事情により“手元供養の分骨をどこかに納骨する”という時には、分骨する時に発行される「分骨証明書」(又は火葬場で発行される火葬証明書(分骨用))が必要となりますのでご注意下さい。
◎ポイント3
お墓などご先祖様を祀る為の財産を「祭祀財産」と言い、相続税の非課税財産となります。その為生前にお墓を購入しておけば、遺産総額自体を減らすことができ、相続税の節税に繋がります。
「祭祀財産」を受け継ぐことを承継といいます。お墓の承継には法的な届けの必要はなく、また誰が引き継がなければならないという法的な決まりもありません。
近年のお墓事情
近年、「転居によりお墓が遠方になってしまった」、「加齢により車での参拝が難しくなってしまった」、「将来のお墓の後継者が心配だ」等のお悩みで、墓地のお引越し「改葬」のご相談が増えています。
これまでのお墓は、先祖代々受け継がれる継承墓が主流でしたが、最近では“継承者を考えない”タイプの「永代供養墓」が注目されています。
お墓の改葬はどうやるの?
きちんと手続きを踏めば改葬する事はそんなに難しい事ではありませんので、ご家族の将来を鑑み、これからのご供養の形を考えましょう。
一般的な手続きとしては、現在のお墓の管理者(寺院や霊園事務所)に連絡し改葬の相談をし、問題が無ければ「改葬許可申請書」(墓地のある市町村役場から取り寄せる)に捺印をして貰います。次に移転先の「受入証明書」「永代使用許可証」などを合わせた書類一式を市町村役場に提出し、「改葬許可証」を貰います。
勿論お墓の状況(お骨の状態や個数・又は管理者等)により違いの大小はありますが、既存の暮石のご供養や、新しいお墓の開眼・納骨供養を執り行い、お墓のお引越しとなります。
エンディングノートの
ススメEnding Note
いざという時家族が困らない為にも、書ける時に書いておくのが遺言書。
しかし遺言書は色々と手続きが面倒...。
ならばまずは「エンディングノート」を書いてみましょう!
それはきっと、家族への“安心”という贈り物になりますよ。