日蓮宗松栄山 仙行寺

建物・堂内

本堂ビル

本堂ビル

外装は社寺建築で伝統的に用いられて来た「銅」製のスキンで覆われ、その内側は土地の記憶でもある「桜」を含んだ様々な種類の樹々が植歳されています。銅のスキンはその足元が末広がりにひらかれ、それは旧本堂の寄棟屋根の寺院建築のようでもありますし、あるいは穏やかな山の稜線のようでもあります。 旧本堂を思い起こさせる反りのついた木天井に誘われるように奥へと進むと、その背の高い最奥部には、滋賀の仏師渡邊勢山先生による「手彫り木製の大仏像」が安置されています。 都市の中心部に「お寺」であるのと同時に、「お山」でもあるような建築というビジョンを持ちました。街のための現代のお寺」が生まれたわけです。

MOUNT FUJI ARCHTECTS STUDIO 主宰建築家 原田真宏(仏音より)
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土 壁

寺の随所には土壁が塗られ、いずれも左官職人久住有生氏の卓越した技法で作成されています。
正面入口から大仏に続く山道の土壁は、しっとりとした洞窟のような空隙を作り、納骨堂のある3階〜5階のエレベーターホールの土壁は、漆喰の壁に油を塗った独特の技法で塗られ、緑分け入る山寺の湿り気を帯びた空間を演出しています。

本 堂

本 堂

ビルの七階に位置する当山の本堂は、堂内の前後から外光が射し込む開放的な作りになっており、窓を開けると心地よい風が吹き抜けていきます。

木目調のコンクリ壁にフローリング床のシンプルな本堂は、一見するとモダンな空間に感じますが、見上げる格天井に彩られた四季折々の花の絵は、木造の旧本堂から引き継がれた檀家・内田君子氏による天井絵であり、堂内を荘厳にする古い仏具や天蓋は、旧本堂の面影や雰囲気を今に残しています。
また、最奥に広がる黒漆喰磨き壁は、左官職人久住有生氏の伝統的な技術によるものであり、更にそこに掲げられた曼陀羅は、日蓮聖人の臨滅度時の大曼陀羅と同じ手法・寸法で仕上げられた御本尊です。

堂内随所に“時”を感じ、“祈り”を継承する当山の本堂では、荘厳な空気の中で法要が行われます。

松栄庵

松栄庵

昭和三十三年、弱冠十八歳の朝比奈日晟上人が、練馬妙安寺から池袋後に移り住んだ当時、仙行寺には本堂も無く、十畳二間に御本尊を安置しただけの寺であった事を忘れぬ様に、当時の様子を再現し、その面影を残した客間と成っています。

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